2022年11月19日
仕事中にふと瞬間に訪れる「バクバク」音を立ててしまう。
これは動悸という症状です。
特定の事柄について考えたり、特定の人と仕事をしていると決まって起こる場合は
その行為にあなたに多大なストレスを感じてしまっていると考えられるでしょう。
原因はいくつか考えられますし、原因を明確にしたうえで対処していきましょう。
そんな内容を紹介していきたいと思います。
仕事中に動悸がしたり、息苦しいのは、ストレスが原因?
ストレスによって起こった身体化
ストレスによる自律神経失調症
過緊張
仕事中に動悸の症状を経験した3つの事例
ケース①強く上司から責められた
ケース②職場のルールを守れず仕事に支障を感じている
ケース③残業続きで疲れが限界に達していた
動悸は体からのSOS!症状を見逃さず対処しよう
対応①心と体を十分に休める
対応②動悸の原因となる問題を解決する
対応③心療内科を訪れる
動悸の症状に悩まされる多くの人は努力家で完璧主義者
まとめ
仕事中に動悸がしたり、息苦しいのはストレスが原因?
ストレスによって起こった身体化
1つ目はストレスによって起こった身体化による動悸や息切れです。
身体化とはストレス反応が身体に現れたものです。心理的ストレスが加わることにより脳の機能に影響を及ぼし、結果として動脈が一時的な痙攣を起こすことがあり、これが動悸や息苦しさの原因の一つであるといわれています。
ストレスによる自律神経失調症
2つ目はストレスによって自律神経失調症となってしまっていることです。自律神経失調症とは自律神経のバランスが崩れてしまうことによってさまざまな症状が出現する病気です。
そもそも自律神経は例えば、暑い時に汗をかいたり寒い時に震えるといったように、自分の意志と関係なく身体が常に正常に保たれるようにバランスを司っています。ですが、この自律神経が乱れるとこういった指示を身体の調子に合わせて送ることができず、結果として体に不快をきたすさまざまな症状が出現します。
過緊張
3つ目は、過緊張によるものです。
これは特に仕事をしているビジネスマンに多い傾向のあるものです。
例えば、プレゼンテーションや重役揃いの会議、大役を任されている時など大切な仕事の時に緊張するということは誰しもあることです。
しかし、この過緊張の場合、緊張状態が長きにわたって持続し、自分で緊張を緩めることができないという状態になり、自律神経の乱れにつながるものと考えられています。過緊張は職場だけでなく家でも常に緊張をしている状態の方が多いという特徴があります。
仕事中に動悸の症状を経験した3つの事例
動悸の症状はどのようなものがあるのか?
3つの具体的な事例について紹介します。
ケース①強く上司から責められた
「仕事でミスをしたときに、厳しい上司からとんでもない大声で怒鳴られました。」
ミスをしたショックより、怒鳴られたことに委縮してしまい、その直後、数分に渡り動悸が・・・
それ以降、その上司を見るたびに動悸が起こるようになりました。
ケース②職場のルールを守ることができず、仕事に支障を感じてしまっている
自分の中のこだわりから、職場のルールを守ることができず、一人孤立した状態で仕事を行っている。守りたい想いもあるけど、なぜかあの人からの言うことには反発してしまう。
そのことを考えているたびに、胸が痛くなり、仕事にも影響を及ぼし始めている。
ケース③残業続きで疲れが限界に達していた
「残業が続き、その月は1ヶ月の残業時間が80時間を超えていました。」帰りはいつも終電になり自宅についてもなかなか寝付けない。
そのうち仕事にいく通勤途中に職場につくころに決まって動悸がするようになりました。
1分程度でおさまるのですが、朝から暗い気持ちで仕事をしないといけない日々が続いています。
動悸は体からのSOS!症状を見逃さず対処しよう
仕事中に動悸に悩まされる事例はさまざまですが、どの例をとっても見過ごすべきではない深刻な問題です。
動悸が起こるのは体がSOSのサインを発信していると考え、対策を考えていくことが大切です。
動悸が続く場合、どのようにその症状を改善していく方法があるのでしょうか。
ここでは対応方法を3つお話しておきましょう。
対応①心と体を十分に休める
過度な疲労は万病のもと
動悸に悩まれるときは、十分に休息をとることが何よりも大切です。
体が疲れても疲れていても、自立神経は乱れやすく動機も起こりやすくなります。
仕事に追われているときは休息をとることさえ困難かもしれません。
しかし、自分自身の健康には変えられません。心身ともに休ませることが今は何よりも大切だと考えましょう。
対応②動悸の原因となる問題を解決する
動悸の原因が特定の人や特定の業務である場合は、その原因を解決しなければ動悸の症状を改善することはできない場合がほとんどです。
解決策を考えましょう。
特定の上司が原因であれば、それを相談できる人を探しましょう。
特定の業務が原因であれば、そのことを上司に相談しましょう。
「自分が我慢すればいい」と考えて無理を続けると、動悸の症状は良くなるどころか悪化する可能性が高いです。
対応③心療内科を訪ねる
動悸の症状が頻発すると、仕事に前向きな姿勢でのぞむことは難しくなるでしょう。
動悸の原因を考えて解決しようと思っても上手くいかない場合や、解決する気力さえわかないときには心療内科を訪ねましょう。
心療内科に対して抵抗がある人もいるかもしれません。
しかし、動悸の症状は心療内科で薬を処方してもらうことで改善することも多いです。
自分で解決しようと意固地にならずに医学の力を頼ることも大切です。
特に、動悸の症状はうつ病や適応障害などの精神疾患が原因となっていることも少なくありません。
またもしかしたら心臓の病気になってしまう可能性もあるのです。
早めに医師の診断を受けることで適切な治療を受けることができます。
ためらわずに心療内科を受診しましょう。
動悸の症状に悩まされる人の多くは完璧主義者
仕事中の動悸に悩まれる人は少なくありません。
その多くが仕事に対して「必ず成功させるんだ」など高い志を持っている人たち
自分自身がなりたい「理想のビジネスパーソン像」が明確で、そこに近づくために日々
努力を怠らない人たちこそ、動機の症状に悩まされる傾向が強いです。
努力することや、完璧を目指すことは素晴らしいことです。
しかし、自分に厳しくすぎることで自分自身を追い詰めてしまっている可能性があるということを忘れないように。
自分に課している目標が自分のレベル相応のものなのかも合わせて考えてみると良いでしょう。
まとめ
仕事上の動悸に悩まされる原因は、多くの場合仕事上のミスや人間関係、もしくは過度の疲労からくるものです。
自律神経が乱れることで起こる動悸の症状は、体が悲鳴を上げている証拠です。
動悸が頻繁に起こる場合はこの症状を無視せず、改善する方法を考えるのが先決です。
心と体の健康状態が良くなれば必ず動悸の症状は改善されます。
今後、気持ちよく仕事を続けられるよう、体からのSOSサインを見逃さずに対応していきましょう。