苦しみながら仕事をするコミュニケーション難民。うまく職場になじむための6つのコツ

2022年10月28日

 



職場でコミュニケーションができないまま、仕事を行うと様々な問題が発生します。
「あの人は苦手だから話しかけられない」「話したいけど、話せない」
「どうして話しかけても自分の気持ちが伝わらないんだ」
そんな悩みを持つ人は少なくありません。
「コミュニケーションがうまくいかないという理由で退職した」という人もいます。
その一方で、職場でのコミュニケーションが上手くいっている人もいます。

そこでなぜコミュニケーションがうまくいかないのか、
上手くいくためにはどうすればいいのか知っておきたいコツについて
詳しくご紹介します。

 

コミュニケーションがなぜ難しいのか?

仕事

 

コミュニケーションが難しい原因として、「元々の性格」「特性」が挙げられます。
コミュニケーションの勉強については専門家ではない限り、
幼いころからの学校・習い事などの団体生活での
実践を通してしか学ぶ機会がないので、
一度、失敗したならば同じ失敗を繰り返してしまうことになります。

さらにコミュニケーションがうまくいっていない人には共通点があります。
詳しく見ていきましょう。

会話の経験値が少ない

コミュニケーションは経験に比例して磨かれるものです。
ですからたくさんの人と会話する経験をあまりしていなければ、
コミュニケーション能力が低いのもある意味仕方のないことでしょう。

過去にトラウマを経験した

過去に「もう人とあまり関わりたくない」と感じるような経験があると、
コミュニケーションをとること自体を避けがちになります。

例えば、
根拠のない自分の悪いうわさ話が広がっていった。
急に周囲の人から避けられるような状態となり、いじめのような状態になった。

などです。

このような人間関係のトラブルが要因で「こんなに辛い思いをするくらいなら人と関わらない方がマシだ」となることもあるでしょう。

周囲の目を気にしている

コミュニケーションをうまく取れない人の中には
相手の気持ちや周囲の人の目を気にしすぎる人もいます。

「こう言ったらどう思われるだろう」「こんなことを言ったら失礼だろうか」と
つねに考えてしまうため、自由な会話が楽しめないのです。

そのため、人と会話するとどっと疲れてしまい「あまり人と関わりたくない」と
考えてしまうのでしょう。

一人で過ごすことが好き

周囲に人がいること自体が苦手な人もいます。

自分の思い通りにできる時間がとにかく好きだったり、
家で一人で過ごす時間が何よりも安心したりするでしょう。

人の目があるのが気になるため、休日も外出はあまりせず、
自宅でのんびりすることを好みます。

SNSに自分の居心地のよい場所がある

「リアルな世界で『会話ができない人』になっても別に構わない」という人もいるでしょう。
なぜなら近年はSNSなどが普及し、
リアルな世界にコミュニケーションの場を求めなくても、
寂しさを感じにくくなっているからです。

また、普段は周囲の人に合わせて自分を取り繕い、
気疲れしているケースもあります。

その点、SNSなどは顔が見えない分本音でコミュニケーションが取りやすく、
気楽と感じやすいでしょう。

とても慎重で警戒心が強い

自分の発言で周囲の人がどう感じるのかを深く考えてしまうと、
コミュニケーションをとることが億劫に感じてしまいます。

「もしこうなったらどうしよう」と頭の中で
慎重に考えてから行動に移るため、
1日の終わりはかなり疲れてしまうでしょう。

また、警戒心の強さもコミュニケーションを自由にとる上で障壁になります。
中には「プライベートの話をしたら弱みを握られる」と感じる人もいるでしょう。


コミュニケーション能力が低いと不利になる?

疲労

 

企業などの組織では、人と人とが関わり合いが不可欠です。そのためコミュニケーション能力は必須。

コミュニケーションが正しくできないと

上司から評価されにくくなる。
チームで仕事ができなくなる。
周りから頼られなくなる。
孤立して仕事ができない。

だからこそ、自分のコミュニケーションについて考えることをおすすめします。

コミュニケーション不足が職場に与える影響

コミュニケーション不足が発生すると職場にさまざまな影響が出ます。

・ミスが起こりやすくなり、社員同士の連携が滞ります。
またミスが起きた時にフォローもしにくくなります。
・業務の質も下がり、ノウハウの蓄積や共有も滞るでしょう。
・また上記のことが溜まっていくことで仕事そのものに対するモチベーションの低下を引き起こし、離職するという決断をする人が増えていくことになります。

コミュニケーション難民が心がける6つのこと

コミュニケーションが上手な人は、どんなことを普段から心がけているのでしょうか。
上手く行かないと悩んでいる方のために、次は上手くできるよう参考にしたい6つのことをご紹介します。

1.コミュ力が高い人のマネをする

上司との関係性が良好な先輩の話し方や声のかけ方、気遣いの仕方などを参考にしてみます。実践するときの注意点は、中途半端にマネをしないことです。
仕事と恋愛は切り離して考えるようにしましょう。
徹底することこそが自分のやり方を引きずらないコツ。
お手本に忠実になり、着々と身につけていくとよいでしょう。

2.相手のことを褒めてみる

大人になると、なかなか人を褒めることも人から褒められることも
少なくなりがちです。しかし、
大人になっても褒められるのは嬉しいもの。
褒めるという行動を取ることで、コミュニケーション能力を鍛えることもできるでしょう。

3.相手に意識を向ける

コミュニケーションが苦手な人は、相手よりも自分自身に意識を向けている傾向が強いようです。その意識の向ける方向性を相手に変えることで
コミュニケーションが高まることが可能となるでしょう。
自分に意識を向いていることをやめ、相手のことを先に考えることで
負のループを抜け出すことも可能となります。。

4.きちんとリアクションをとる

会話

言葉や態度で表されないと自分の気持ちは伝わりません。
「相槌をうつ」「質問をする」「同意する」といったリアクションをとることです。
無反応な相手と話をしても楽しい気持ちにはなれず、
すぐに話しも尽きてしまうことでしょう

5.自分にあったコミュニケーションツールを見つける

SNSが復旧し便利になった世の中には様々な道具があふれています。
電話や電子ボード、SNS(Teams、chatwork)、メール、Zoomなど
コミュニケーションを円滑にするためのツールがたくさんあります。
自分にあったツールを見つけることでコミュニケーションの幅が広がります。

6.声のトーン、表現を意識する

笑顔 男性

コミュニケーションは相手とのキャッチボールです。相手がいるため、
顔の表情が暗かったり、声のトーンが低いと
相手は話しかけづらく感じていしまいます。
表情を明るく笑顔にして、声のトーンを高くし話しかけやすくしましょう。

まとめ

コミュニケーションがうまくいかず、職場になじめないでいる。そんな悩みを持っているなら、自分の行動や気持ちを見直してみましょう。考えすぎてしまうことで負担がかかる場合もあります。無理をせず自分にあったやり方でを見つけ、もっと肩の力を抜いてみましょう。

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