ブラック企業10個の特徴とブラック企業での社内恋愛発生率の関係性について

2023年01月07日

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラック企業とは、極端な長時間労働や過剰なノルマ、残業代・給与等の賃金不払、ハラスメント行為が横行するなどコンプライアンス意識が著しく低く、離職率が高い、若者の「使い捨て」が疑われる企業の総称とされています。

ブラック企業は全国のどの県にも存在しており、全くないということはあり得ません。

ワークライフバランスを考える上で、『入社しないほうが良い会社は?』『ブラックバイトではないか?』など、ブラック企業の特徴を見抜き、ブラック企業に人生を蝕まれないような知識も我々労働者側には必要です。

今回はブラック企業の特徴と、見抜き方、そして実はブラック企業のほうが社内恋愛に発展する可能性が高いのかということについて解説していきます。

 

ブラック企業の10の特徴

早速ブラック企業の特徴を1つずつご紹介します。何をもってしてブラック企業というのか?さまざまな観点を持てますが、今回はその中でも重要な10の特徴を上げてみました。

当てはまる項目が多いほど、ブラック企業レベルは高いといえます。

半分以上当てはまれば、ブラック企業と認定してもよいといえます。真っ黒な会社は全部当てはまったりもするでしょう。

ブラック企業の仕事を続けていくと体と心を壊してしまうという危険性が高いのが実態です。それではどのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

①長時間労働・過重労働

 

まず、なんといってもブラック企業の特徴は「長時間労働」が多いこと。そもそも長時間労働が無ければ「ブラック企業」に入ることもないでしょう。実際に身の回りの会話でも「今月の残業時間、100時間突破しました」というように、労働時間を基準にブラック企業と判断する傾向が強いのではないでしょうか。

実際に月に80時間以上残業する月が続くようでしたら、ブラック企業の可能性が高いと言えるでしょう。
「月の残業は45時間以内、超えるようであれば労使協定を結ぶ」という「36協定」が決まりです。

それを超えている場合、繰り返しますが、ブラック企業の可能性大です。更に、「過労死ライン」というものがあり、月80時間の残業時間を超えると、従業員の命の問題にまでなってきます。

②休日が少ない・有給が取れない

ブラック企業の特徴に休日が少ないことも言えるでしょう。休みが少なくて、「やっとの休みは寝てばかり、気付いたら一緒に遊ぶ友達が少なくなっていた」なんて事になっていませんか?
カレンダー通りに休んだとすると、1年間で120日前後の休日があります。
年間100日以下の休日の会社は、少ないと言えるでしょう。 
更には、80日を下回るようでしたら、休日数に関してはブラック企業と言えるでしょう。年間80日の休日といえば、月に6日程度、1週間に1日~1.5日しか休めていないことになります。あまりの忙しさから休みが気軽に取れない事態になっているとしたら、上司の管理能力も疑ったほうが良いでしょう。

③給料が低い・最低賃金を下回っている


労働時間と共にブラック企業と判断されるのが、給料の低さです。現在も年収1,000万円を超えるホワイトカラー労働者は、労働時間に関係なく働きます。もちろん、高い報酬がありますね。対価がしっかりとあったのです。
しかし、ブラック企業はどうでしょう。やりがいとか努力とか都合のいい言葉を使って、アメをあげずに労働者にムチ打っているのです。

つまり、働きと報酬が比例していないようであれば、ブラック企業が十分に考えられます。

④残業代が出ない

給料が低いもっともな理由として考えられるのが、残業代が払われていないことです。ブラック企業は、残業が多いことがほとんどですが、更に働かせた分の賃金をそのまま払わないのです。ただ、真正面から残業代を払っていないと、今は労働基準監督署も少しは厳しくなり、悪い噂は簡単に情報が流れます。会社は色々な手段を使い抜け道を探して残業代を抑えるのです。

⑤よくわからない雇用契約

疲労

ブラック企業では、聞き慣れない雇用契約がされていることが多いと考えられます。通常1日8時間労働なら、それ以上働けば残業代が発生するという認識があるでしょう
管理職などは残業代が発生しない場合もある。
労働基準法第41条2項では「事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者」に対して、【労働時間、休憩及び休日に関する規定は適用しない】という一文があります。
いわゆるみなし残業制度(固定残業制)ですが、「いくら残業しても給料は変わらない」というのは間違いです。固定残業代制度を導入するのであれば、『あらかじめ何時間分の残業時間で、いくらの残業代を支払っているのか』を明確にする必要があります。
変形労働時間制(へんけいろうどうじかんせい)とは、労働時間を月単位・年単位で調整することで、勤務時間が増加しても時間外労働としない労働時間制度ですが、従業員を何時間でも働かせてよい、『定額働かせ放題』と勘違いしているブラック企業も少なくありません。
これらは、ブラック企業でよく見受けられる残業代を抑えるための”言い訳”である可能性が高いです。しかし、ブラック企業の場合、導入するにあたってのルールが守られておらず、違法に残業代を払っていないことが往々にしてあります。

⑥従業員の入れ替わりが激しく離職率が高い

劣悪な労働環境で働いていると、当然ながら従業員は離れていきます。また、言い方は悪いですがブラック企業は、使えなくなった社員を簡単に切り捨てます。とても離職率が高く、入れ替わりが激しくなっています。

従業員が辞めれば、もちろん人員が不足します。このような背景から、ブラック企業では、引き継ぎをきちんと済ませて真っ当な辞め方をする人も少なく、緊急で人材が必要になります
学歴や経歴、資格などは必要とされないことがほとんどです。求職者をいちいちふるいにかける余裕が無いのです。採用基準は至ってシンプル「ウチの会社で耐えられるか」です。
しかも、円満な辞め方はほとんどなく大抵「揉めて辞めた」か「突然来なくなった」です。そして、上司が「アイツは~」と、辞めた人を悪者扱いしたり、触れてほしくない内容として忘れるでしょう。

⑦募集要項にやる気や情熱などの言葉が多い

ブラック企業ではやる気」「情熱」「成長」という言葉が多く使われます。そのような理由で入社した方も、「頑張ります」「やる気はあります」と言った以上、過酷な環境で文句が言えない悪循環が生まれてしまいます。

酷い会社になると、文句を言おうものなら「頑張るって言ったんじゃないのか!」と引き合いにまで出されます。確かに、働く上で「やる気」「情熱」「成長」はとても大事です。

しかし、ブラック企業のそれらはどこかがズレていることが多く、せっかくの良い言葉を自社で都合よくこき使うためのまやかしの言葉にされてしまいます。

⑧上司や社長は絶対のトップダウン

ブラック企業は体育会系が多く、上下関係に厳しいのも特徴です。上司や社長の言うことは絶対です。それが例え理不尽な内容であっても、行き過ぎるとパワハラやセクハラに繋がっていきます。

もちろん目上の人を敬う気持ちは大事です。

しかし、ここでもブラック企業はズレているのです。ブラック企業は規模が小さくて、比較的新しい会社に多く、上記のように離職率も高くなっています。
つまり、長く居ればけっこう簡単に出世できたりもします。批判を恐れずに言えば、器の小さい人ほど、権力を武器に物申して来ます。「他の会社に行ったらあなた、通用するの?」「これを行えたら、あなたにとっての成長のチャンスだ。」と言うような上司から理不尽な事を言われます。

⑨パワハラやセクハラが多い

「彼氏・彼女がいるの?」「できないなら残ってやれ。」「売上いかなければ給料を減らす」などなど当たり前のように言われます。
確かに、従業員は給料を貰っている以上、会社に貢献しなければなりません。では、上記の会話があるようなブラック企業は、真っ当に賃金を払っていますか?
ブラック企業は、そのバランスが悪く、働いている人が一方的に攻められます。それは恐怖政治であり、軍隊であります。

⑩精神論がよく出てくる 

ブラック企業によく出てくることは精神論となります。「やればできる」「感謝」「仲間」などは、ブラック企業が好む言葉でしょう。一概には言えませんが、実は裏があったりします。
また、指導している上司も「頑張ればなんとかなる」と信じていることも多いので、このように精神論でしか指導出来ない背景があります。結果的に「頑張る=長く働く」という事になり、最初の長時間労働がブラック企業に蔓延してしまうのです。
このような内容がいくつも相対して労働者はズレを感じます。ですので「ブラック企業の特徴はコレ」と断定できませんが、半分以上「確かに」と当てはまる方、あなたの会社はブラック企業ではないでしょうか・・・

なぜブラック企業が社内恋愛になるキッカケが生まれやすいのか?

 

 

 

 

 

既婚者や恋人がいる人に伺っていくと、社内恋愛をしていた人の確率は60%と高い数字となります。なぜそのような確率となっているのか・・・

それは悩みを聞いたり聞いてもらったりするからです。
よく女子の会話でもありますが、「〇〇くんとどんなキッカケで付き合ったの??」みたいな会話の内容ってあると思います。

男性より女性の方が恋愛トークは好きなので友達や知り合いの恋愛事情って気になるものです!
ブラック企業は仕事の悩みや社内の人間関係の悩みが多いので、異性の同僚に悩みを打ち明ける事ってあるかと思います。

例えば、仕事帰りに家が同じ方向だったりすると同じ電車で帰宅しながら仕事の悩みや恋愛の相談なんかしちゃうと、いつのまにか相手に心を許してなんでも話をしてしまう関係に・・・

結果、恋愛に発展するってケースが特に多いかと思います。帰りに一緒に居酒屋で飲みに行ったりすると会話する時間も増え、1ヶ月に数回飲みに行く飲み友になったりもします。
仕事の悩みや自分の家庭の悩み、現在進行形の恋の悩みも相談出来る仲までいけば、もう2人は「友達以上恋人未満」という感じになります。

 

社内に好きな人がいる場合のキッカケ作り


同じ部署の同僚を好きになった場合は、最初は世間話から切り込んでいきましょう。社員がたくさんいる場では、話づらい事もあるので、できるだけ相手が1人でいる時に声をかけてみるといいです。

例えば、「いつも仕事熱心だね」とか、「今日の仕事、大変だった?」だったり当たり障りのない会話からはじめていきましよう。好きな相手が違う部署の場合だったとしても同じ事が言えますし、もし相手の出社時間がいつも早い場合は、無理をしてでも同じ出社時間に会社に行ってみるのもアリです。

急に出社時間が早くなると周囲から注目されるかもしれませんが、その場合は「最近寝坊しがちなので早く起きて、遅刻しないようにしている」と言えば、変な目で見られる事もないでしょう。出社時間の早い社員が少ないと好きな相手が1人になる時間もおのずと多くなるので、まさにそこが2人きりになるチャンスです。

毎日朝、同じ時間に気になっている人が自販機に飲み物を買いに行っているのであれば、その時に「いつも会社にくるの早いですね」とか、朝の「おはようございます」の挨拶を毎日する事で話す機会が増えていきますし、相手に顔を覚えてもらえるチャンスにもなります。

そうやって世間話をしていく内に自然と会話がしやすい仲になっていくので、どんどんと相手との距離を縮める事ができます。そうなると「今度、悩みを聞いてほしいから食事に行きませんか?」って誘いやすくなって連絡先の交換がしやすい雰囲気になっていきます。

ただ注意してほしいポイントは、相手が自分を避けている場合は、相手に恋人がいたり恋愛対象として見られていない場合もあるので注意が必要です。

その人との間の空気や話している表情、態度から読み取りましょう。

ただこの方法は仕事で疲れ切っている人にはおすすめしません。
早く出勤することで、プライベートの時間が短くなるので、
バランスを考えましょう。

まとめ

社内恋愛がアリなのかナシなのかは人それぞれ意見や考え方の違いがあるとは思いますが、先程も言ったように注意しなければいけないところは、やはり周囲の人間に迷惑をかけてはいけない事。
迷惑をかけることでますます上司からの圧力が強くなる可能性もあり、
会社内でイチャイチャしていると周りから嫌味を言われる事もありますし、仕事に支障が出ている場合もあります。
自分達の恋愛事情のせいで誰かを傷つけてしまったり、逆に自分達が傷つけられたりする事もあるのでそこは理解しておきましょう。

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