2025年06月24日
現代社会では「仕事ができる=魅力的」と見なされがちですが、残業が常態化する生活が恋愛面にマイナスの影響を与えるケースも多く見られます。## 「なぜ残業ばかりしている男性の恋愛力が低下するのか?」を心理学・社会学の視点から解説していきます。
1.恋愛力が低下する5つの理由
1-1.心理的・身体的余裕の欠如
1-2.共感力・会話力の低下
1-3.見た目への意識の低下
1-4.出会いの機会が激減
1-5.自己肯定感の低下
残業がもたらすその他のデメリット・具体的なデータで裏付けられる影響
月の残業時間と恋人がいる割合・婚活行動への影響
長時間残業と恋愛・結婚への影響
健康・生活面の重大リスク
プライベートの幸福度・生活満足への悪影響
統計とデータが示すリアルな影響まとめ
2. 恋愛力を取り戻すためのヒント
2-1. スケジュールに“恋愛時間”を確保する
2-2. 小さな共感の練習を積む
2-3. 見た目を整えることで自己肯定感UP
2-4. 日常の“恋愛センサー”を鍛える
3. 恋愛も“キャリアの一部”として考える
まとめ“忙しさ”の中でも、愛せる人になる
1. 恋愛力が低下する5つの理由
1-1. 心理的・身体的余裕の欠如
残業が多いと、睡眠・食事・趣味などの「自分を整える時間」が削られます。疲れやストレスが蓄積すると、人との関わりに対しても億劫になり、恋愛へのエネルギーが失われていきます。
例:仕事終わりに誰かと会おうとする気力が湧かない/LINEの返信すら面倒になる
1-2. 共感力・会話力の低下
仕事中心の生活では、会話が「報告・連絡・相談」に偏りがち。恋愛に必要な“感情的なやりとり”や“共感する姿勢”が衰え、異性との自然な会話がぎこちなくなる傾向があります。
1-3. 見た目への意識の低下

外見や身だしなみに気を遣うことも恋愛力の一部。残業続きの生活では美容やファッションへの意識が低くなり、結果的に魅力が損なわれてしまうことがあります。
1-4. 出会いの機会が激減

残業が多い=プライベートな時間が取れない、という状態。趣味・イベント・マッチングアプリなどを活用する時間もなく、新しい出会いを逃してしまいます。
1-5. 自己肯定感の低下

「仕事=自己価値」の図式が強くなると、恋愛でうまくいかないことに過敏になり、「自分には恋愛は向いていない」と思い込んでしまう人も。これが恋愛への消極性に繋がります。
残業がもたらすその他のデメリット・具体データで裏付ける影響
恋愛力の低下だけでなく、残業には多面的な悪影響があります。中でも「残業時間と恋愛に関する調査」「健康・生活面のリスク」を統計データと共にご紹介します。
月の残業時間と恋人がいる割合・婚活行動への影響
恋愛力の低下だけでなく、残業には多面的な悪影響があります。中でも「残業時間と恋愛に関する調査」「健康・生活面のリスク」を統計データと共にご紹介します。
⚠️ 月の残業時間と恋人がいる割合・婚活行動への影響
「月間残業時間が増えるほど、恋人を作る意欲や行動が鈍る」という傾向が明確に出ています 。
- 月10時間未満:恋活に「影響なし」43.3%
- 10〜20時間:53.6%
- 20〜40時間:40.3%
- 40時間以上:31.0%
さらに、「残業によって婚活・恋活ができない/意欲がわかない」と回答した未婚男女は合計41.3% つまり、残業が長い人ほど、恋愛・婚活に後ろ向きになっている傾向が浮かび上がっています。
長時間残業と恋愛・結婚への影響
※1ヶ月41時間以上残業する層に限定した調査では、約72%が「交際で支障があった」と回答
状況 |
割合 |
交際で「一緒に過ごす時間が減った」 |
38.2% |
「相手に我慢させた」 |
37.7% |
「交際を諦め、仕事に集中」 |
15.5% |
「転職した」 |
9.2% |
結婚後も影響は続き、約70%がパートナーと関係悪化を経験し、半数は“相手に我慢をさせた” と回答しています
⚠️ 健康・生活面の重大リスク
- ・過労死ライン:月80〜100時間以上の残業で、睡眠時間が不足し、うつや脳・心疾患のリスクが急増します。
- ・精神的不安やストレス:労働者の27%が「長時間労働による脳・心疾患、精神疾患の不安」を抱えているとの結果も 。
- ・睡眠不足による疲労・記憶力低下:週51〜60時間以上労働する人は、昼間の過度の眠気や回復不全の症状が著しく増加。
※睡眠不足への影響はこちらのコラム記事について詳しく解説中。
健康・生活面の重大リスク
・過労死ライン:月80〜100時間以上の残業で、睡眠時間が不足し、うつや脳・心疾患のリスクが急増します 。- ・睡眠不足による疲労・記憶力低下:週51〜60時間以上労働する人は、昼間の過度の眠気や回復不全の症状が著しく増加。
・精神的不安やストレス:労働者の27%が「長時間労働による脳・心疾患、精神疾患の不安」を抱えているとの結果も 。
プライベートの幸福度・生活満足への悪影響
IBJの意識調査では、約4割がワークライフバランスがとれておらず、5割以上の男女が「残業削減によって恋人と過ごしたい」と回答。
また、未婚・パートナーなしの社会人は3人に1人超(女性は43.8%、男性21.9%、既婚者34.8%)という現状もあります 。
統計とデータが示すリアルな影響まとめ
統計とデータをまとめていくと以下のようにかなり日常の生活に大きな支障を及ぼしながら生活することになることがわかります。
- ・健康・生活・幸福度のあらゆる面で長時間労働は大きなリスク
- ・月40時間以上の残業がある人の41.3%が「恋愛にネガティブな影響あり」
- ・41時間以上残業する層では72%が交際に支障を感じている。
2. 恋愛力を取り戻すためのヒント
それではどのようにして恋愛力を取り戻したら良いのでしょうか?
その方法について解説していきたいと思います。
2-1. スケジュールに“恋愛時間”を確保する

残業続きでも、週に1日は定時で上がる・21時以降は予定を入れないなど、意識的に余白を作りましょう。「時間ができたら」ではなく「時間をつくる」がカギです。
2-2. 小さな共感の練習を積む
雑談や日常の中で、相手の感情に寄り添うコメントをする練習を。恋愛の会話は正論ではなく“共感”が大事。「それは大変だったね」「嬉しい気持ち、わかるよ」などのフレーズを意識しましょう。
2-3. 見た目を整えることで自己肯定感UP

ヘアスタイル・スキンケア・服装を見直すことで「自分に自信が持てる→積極性が上がる」という好循環が生まれます。恋愛は“他者との関係”だからこそ、自分自身への投資が重要です。
2-4. 日常の“恋愛センサー”を鍛える
映画・ドラマ・小説など、感情の機微に触れるコンテンツを意識的に取り入れてみましょう。他者の気持ちを想像する習慣が、恋愛脳を呼び覚ましてくれます。
3. 恋愛も“キャリアの一部”として考える
恋愛や人間関係で得られる経験や感情の深みは、仕事にも活きてきます。たとえば、パートナーとの対話を通して培われた共感力・柔軟性・寛容さは、職場でのリーダーシップや対人交渉に直結します。
恋愛は、仕事とは別軸の「人生の充実」を支える大切なファクター。だからこそ、仕事が忙しい男性こそ、意識的に恋愛とのバランスを見直す価値があります。
まとめ“忙しさ”の中でも、愛せる人になる
残業が当たり前のような生活をしていると、「恋愛は自分には関係ない」と感じてしまうかもしれません。しかし、恋愛は“与え合う”もの。余裕のない中でも、誰かを思いやる姿勢を持てる人は、最終的に仕事でも人生でも信頼される存在になります。
まずは自分自身に優しく、そして少しだけ恋愛に向けた一歩を踏み出してみませんか?